こんにちは!
ひよっこ整理収納アドバイザー
こまきちです
- 汚部屋をそろそろなんとかしたい!
- でもなにから手をつければいいの?
- 片づけ始めてもすぐ嫌になっちゃう…
という方に向けて、私が汚部屋になった原因と解決方法をご紹介します。
といってもこの記事は片づけの実践方法ではなく、
自分の心と向き合う内容になっています。
脱出に向けて心の準備をするお時間のある方向きです。
さらに「一人暮らし」「オタク」前提で話が進みます。笑
それでもいいよ!という寛大な方、気が進まないまま片づけを始める前に、少しだけ立ち止まってご自身の生活と気持ちをふり返ってみませんか?
- 汚部屋を脱出したいけど、どうしてもやる気が出ない
- (一人暮らしで)片づけられなくて悩んでいる
- 仕事と推し活にはげんでいたら、いつの間にか部屋が大変なことに!
- 推し活熱が少し落ちついたので、これからのことを考え始めた
「汚部屋を脱出したい」「部屋を片づけたい」のはなんでだろう?
ふり返る前に、質問です!
- なぜ汚部屋を脱出したいのか?
- なぜ部屋を片づけたいのか?
理由を考えたことはありますか?
なんとなくこのままじゃよくない気がするから
ですよね!なんとなくよくない気がする!素晴らしいです!気づいたご自分に拍手!
あるいは
片づけられないのが恥ずかしいから
わかります…!!私はものすごく恥ずかしくて、本当に自分が嫌いでした。
こちらはモチベーションとしては大きいと思うのですが、かなりつらいですよね。。
で、このまま片づけを始めようとしても、まだふんわりしているため迷子になってしまうかもしれません。
では、部屋が整った状態を想像してみましょう。
今の自分に「必要なモノだけ」が「適切な場所」に配置されているとすると…
- 探しものをする時間が減る
- 同じものを何度も買ってしまうことがなくなる
- イライラしづらくなる
- 自己嫌悪が減って自信がつく
- ものごとをシンプルに考えられるようになる
- 頭の中もスッキリする
- めんどくさいが減る!
いいことづくめ!
どうやら今より快適に、心地よく暮らすことができそうですよね。
おそらくここを読んでくださっている方で「心地よく暮らしたくない」っていう方は稀だと思いますので、笑
【今より心地よく暮らすために】汚部屋を脱出しよう。部屋を片づけよう。
という目標で、ひとまず進めてみましょう!
自分がどう思っているか、あんまりよくわからないな?という方は読みながらじっくり考えていただけたら嬉しいですし、
明確に目標がある方は、もちろんそちらを大切にしていただければOKです!
それでは、いってみましょう〜。
私が汚部屋の住人になったワケ
社会人になって初めて、私は一人暮らしを始めました。
わーい!気楽な一人暮らし!
ところが。
暮らしに興味なし!エネルギー配分がおかしい??
当時暮らしに一ミリも興味がなく笑、仕事と趣味(推し活その他)に没頭する日々。
- 掃除しなくても死なない
- 明日やれることは今日やらない
と宣言していました(えっ)
1日のエネルギー配分はこんな感じ↓
…ヤバいグラフができました。
「暮らし」といっても最低限のコップを洗ったり、週末しぶしぶ洗濯、ときどきトイレ・お風呂場の掃除をするかしないかくらい。
セルフケアとかそんな習慣もさっぱりなし!
一人暮らしを始めた当初は
少し自炊もしてたんですけどね…
【モノを手放す概念】がない!
欲しいと思ったモノは、ためらいなく買っていました。(とくにグッズ類)
でも後悔はしていません。全力を出し尽くしたから、今があると思っています。笑
なので推しは推せるときに
推してくださいね!!!
話がそれました。
当時の片づけといえば、クローゼットに押し込んだり、段ボールに詰め込んだりすること。
つまり私は、モノを手放すという概念がなかったんですね。手に入れたモノは全部いるモノだと思っていました。
そのうちにクローゼットはあふれ、どんどん魔窟が出現。それでも気にならなかったんですね〜。景色だから。
ビフォー写真はとても貴重!今しか撮れません!
つらいけど!
きっと撮っておいてよかった
と思えます!
部屋に人が来なくなった
社会人になってしばらく経つと学生時代の友人とも疎遠になり、遊びに来る人もほとんどいなくなりました。(切ない)
でも後悔は(以下略)
その結果、ますます荒れ放題。気づいたら立派な汚部屋に育っていました。
部屋って育つんだ!
考えるのをやめた【思考停止】
家でも学校でも、小さい頃から自分で考えるという経験が圧倒的に少なかったことに気づきました。
そのうえ社会人になると就職先はブラック企業、考えないように叩き込まれまして。
私は完全に考えるのを止めた。
宇宙に漂ってました
メンタルダウンも経験しましたが、それがあったからこそ今があると感謝しています。
自分さえ我慢すればいいや
一見片づけと関係がなさそうな、
ちょっと重めの話が続いて
ごめんなさい!
私は自分の意見を言ったり、なにかを断るのが激しく苦手でした。
相手と意見が違えば嫌な思いをさせてしまう=悪いこと、と思い込んでいたので
嫌なことや苦手なことも「自分さえ我慢すればいいや」って、ずーーっと自分の感情を無視して生きてきちゃったんですね。
愛想笑いがクセになって、いつもその場しのぎ。
会社ではいい人を装い、みんなと仲良くしなくちゃ!と、苦手な人とも無理に付き合う。
つねにヘトヘトでした。
推し活でかろうじてエネルギーを
回復していました。
オタクでよかった!
思い返せば、モノに対しても一緒で
自分の感情がわからなくなっていて、いつの間にかなんとなく持ってるモノであふれる部屋になっていました。
汚部屋になった原因から、解決方法を考えよう
お恥ずかしい宣言やら景色、重めの話などありましたが、いかがでしたか?
いっしょだ!っていうところ、
ありました…?
次に、ひとつひとつ解決方法を考えていきますね。
エネルギー配分を整えよう
今すごく実感していることは、
いかにめんどくさがりで掃除しなくても死なない(たしかに死ななかった…)としても
ある程度、暮らしに興味を持つことは必要
だったということです。
めんどくさがりだからこそ
必要だった。。
部屋や持ち物を整えるというのは、心地よく生きていくためにはとても大切。
最初にも書きましたが
これから私はどんな暮らしがしたいんだろう?
と問いかけてみたり、理想のお部屋を想像してみてください。
最初は片づいたあとのことなんて、想像できないかもしれません。(私はそうでした)
ちょっぴりでいいので、暮らしについて考えてみることにエネルギーを振り分けるイメージ。
やる気が高まってきたら、実際の片づけ作業に入っていきましょう!(できそうならいつでも!)
「片づけなくちゃ…でも…」って思わずに好きなことを楽しめるようになると思うと
ワクワクが止まりませんね!
私の汚部屋脱出時の最大のモチベーションは「好きなモノだけに囲まれて暮らしたい」でした!
【モノを手放す概念】を手に入れた!
整理の定義(I) 整理=不必要なモノを取り除くこと
品川泰一「整理収納アドバイザー1級・2級講座 テキスト1 整理収納の基本を学ぶ」U-CAN,P024
整理収納アドバイザーの資格の勉強を始めて「私が知りたかったのはこれだ!!」と天を仰ぎました。笑
私は整理ってなんとなく「キレイに収納すること」だと思ってたんですね。
たしかに「秩序を整える」といった意味もありますが、一番大事なのが上に挙げた「不必要なモノを取り除くこと」。
整理の定義(II) 整理=区別すること
品川泰一「整理収納アドバイザー1級・2級講座 テキスト1 整理収納の基本を学ぶ」U-CAN,P026
私に必要なのは、必要なモノと不必要なモノに分けて、不必要なモノを手放すことでした。
- 必要なモノ=使っているモノ
- 不必要なモノ=使っていないモノ
(ざっくり)
モノが減ると、
収納を工夫しなくても
置くだけで十分な場合も。
ここから格段にやる気がみなぎりました。光が見えた気がしたんです。
私が片づけができないのは、これを知らなかったからだったんだ!と。
とはいえ「うぉ〜〜手放せない!涙」っていうこともありました(今もあります)が、それより処分のめんどくささの方がしんどかったです。
処分めんどくさいのやだ
と思うと、その場のノリで
モノを買わなくなりますよ〜!
業者さんをすぐに呼べる部屋を目指そう
相変わらず部屋に友人は来ませんが、
それどころか
人間関係がまるっきり変わり、
人付き合いはますます減りましたが
快適です!
片づけが進むとヘタりきったベッドの買い替えができて、睡眠の質が大幅に向上しました。
さらに部屋全体の壁紙張り替え+キッチンの床張り替えなど、大規模な内装工事をしてもらうことがきました。(15年以上住んでる賃貸)
近しい人が来なくても業者さんをすぐに呼べる部屋を目指してみるのがオススメです。
読書と自分軸【思考停止の解除】
他人の顔色ばかりうかがってヘトヘトな毎日を変えてくれた習慣のひとつが、読書でした。
知らなかった世界を自分の中に取り込むのが、とにかく楽しい。
これからの自分に必要そうな知識や考え方を、読みながら厳選している感じです。
ベストセラー『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎氏, 古賀史健氏/ダイヤモンド社)は、読書習慣やシンプルライフの第一歩に、とてもオススメです。
知識がなかった私は、「嫌だけど我慢する」「愚痴を言いまくる」(最悪や…)というその場にとどまり続ける選択肢しかなく、それどころか我慢こそ美徳だと思っていました。
適度な我慢は必要なことがあるかと思いますが、現状に我慢し続けるのではなく
- 自分はどう思っているのか
- どうしたら心地よく生きられるか
を積極的に考えるようになりました。
「会社(職場)に自分の思いを伝える」といった大きめなことから
「持ち物と着るモノはとにかく軽くしてみよう!」「電車では無理に座らずにドアのそばに立ってたほうが楽だな〜」
などの小さなことまで、いろいろと実験している毎日です。
会社に自分の思いを伝えたことは、
とてもとても貴重な経験になりました。
自分を大切にする【HSP/アダルトチルドレン/ADHD/心の病気、その他】
※ここで挙げるのはごく一部の可能性です。その旨ご了承の上、お読みください。
外のことばかり気にしていた私が「自分の気持ちを優先していいんだ」と気づいてからは、自分に興味を持つようになりました。
調べていくうちに、どうやら私は
「HSP(Highly Sensitive Person)(敏感な感覚を持つ人)」「アダルトチルドレン」であるために、生きづらさを感じることが多い
そのためいつもヘトヘト、自分のことを後回しにしがち
=汚部屋の原因のひとつになっている可能性大
であることにたどりつきました。
あくまで私自身に当てはまることですので、みなさまはご自身と向き合ってみてくださいね。
この他に、ADHD、うつ病など心の病気なども汚部屋につながる可能性があると言われています。
また、部屋が荒れていくことで心の病気を発症するリスクが高まることも。
ここではそれぞれの説明は割愛しますが、興味を持たれた方は検索してみてくださいね。
とらわれすぎるのはよくありませんが、私はこれらの知識を得ることで救われる部分、改善できる習慣がたくさんありました。
「私は〇〇だから仕方ないんだ」とあきらめてしまうのではなく、
「私は〇〇だから、この習慣を変えてみたら過ごしやすくなるかな?」っていう視点を持っていただけたら嬉しいです!
ものごとの原因を探ることは
大切ですね〜
まとめ
- 汚部屋脱出や部屋を片づける理由を考えよう【今より心地よく暮らすために】
- 「暮らし」について考えることに、エネルギーを振り分けてみよう
- 片づけ作業のイメージをしよう【整理→不要なモノ手放す→収納】
- 人のためではなく、自分のために片づけよう
- 「人にどう思われるか?」より「自分はどう感じているか?」を大切にしてみよう
- 自分に興味を持って、じっくり向き合ってみよう
- ビフォー写真は貴重!撮りまくろう!
自分のことより相手を優先できるのは素晴らしいことだと思いますし、自分を優先することに罪悪感を抱いてしまう気持ちもとてもわかります。
でもそれを続けていると、大切な人に優しくすることも難しくなってしまいます。
まず自分のまわりを整えることから始めて、あふれ出た分をおすそわけする。
自分を満たすことは、結果的に大切な人や関わってくれる全ての人のため。
そんな感じで、自分を大切にしていただけたらとっても嬉しいです。
あれ?なんの記事だったっけ…?ていうまとめですみません!笑
最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたー!
心の持ちようひとつで
習慣が変わり、習慣が変わると
お部屋が変わります!
応援しています!!!
今後【片づけ実践編】ものんびり投稿予定です。